2011年8月19日金曜日

岩手に向って・・・

お盆の帰省8/13~16まで岩手に行ってた。
12日の深夜に出発。12時ごろだったかな。たいへんな渋滞に巻き込まれてしまった。
通常なら使える常磐高速が災害のための通行止め、その先に伸びる国道6号線は原発事故により通過は不可能。東北に向う車は東北道に集まった。

通常なら10時間も走れば実家に着いた。ところが宇都宮の渋滞はソロソロ走り止まるの繰返しで渋滞25Kmを二時間かけた。
渋滞といっても従来なら30~60キロ速度で走れているが、かなりの徐行運転・・・。この先三車線から二車線になればもっと混みあうだろう、パーキングも高速道路にまで溢れるほどで入れる様子も無い。
高速道路を降りることにした。

幸い、下道を走る事でトイレや食事はコンビニに寄れるということで助かった。

国道4号線で東北道と並走、携帯でハイウェイ交通情報を見ながら乗れる時にと思ったが渋滞のイライラ、眠気からなのか福島で2件、宮城で3件の事故が発生し乗れるどころではなくなっていた。
極めつけは岩手一関で事故・・・。
結局、高速道路に乗る事をあきらめ、4号線のまま帰宅する事にした。
釜石の義母の仮設住宅に着いたのは夜の8時、18時間のドライブ・・・結構しんどいものでした。

遠野を過ぎて釜石に近づく、暗闇の中を走っていると津波の被害はあまり見えない。「私の夢?!思い過ごしだったのではないだろうか?」と錯覚に陥った。
人間の思考回路とは本当に前向きに出来ているものだと感心する。
悲しい出来事をちゃんと回避できる仕組みになっているらしい。でも朝目覚めたら目の当たりにするであろう現実を・・・。

朝には着くと思って待っていた義母も待ちくたびれた事でしょう。
着く早々に用意していてくれた食事を皆でいただいた。
降りてしばらくすると腰に痛みが走った「うっ?!ぎっくり腰再発!!かぁ」

仮設は一人暮らし用の1K。スペースは四畳半一間。
あまりの狭さに涙が出てしまった。
仮設6点セットなるものは付いてはいるものの、あれこれ備品は足りない。
棚も無ければ掛ける場所も置くスペースも無い。

これから、生活していくのにこれではあまりに不便すぎる。
だが、年寄り一人でこれから後に棚を組んだり、組み立てたりは出来ない。
「明日、ホームセンターで必要なものの買い込みに走らなければ!」と思った。


次の日はお墓に朝早くに仏様をお迎えに行くため、早めに寝る事にした。
家族5人、二つの布団にゴロンと横になり窮屈ではあったが深い眠りについた。

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