2011年8月25日木曜日

8/15 盆帰省

盆帰省の続きを綴ります。

8/15日盆真ん中は安渡(今は金沢ですが)の両親、弟家族が避難先として借りている自宅?!にお世話になりました。

支援のお陰もあり、お布団で休ませていただく事もできました。

仮設とは違い、エアコンの無い家は“風”が頼みです。
節電のあおりで扇風機の購入には苦労しました。なんとか2台を送っていたことと、別の方にも1台頂いていたということでしたが、流れてくる風は生ぬるーい風。
室内にいるほうが良いのか、外のほうが良いのか?ありえない程の汗の量。

さて、夕方になりお墓参りに行くことになりましたが、これまた車で30分走ることになる訳です。
だいぶ片付いた町並み・・・な~んにも無くなってしまった町。頭の整理をしながら下りて行く。

実家のお墓は、墓地の中でも一番上の高台にあります。脚力が必要なんですが、ほとんど山登り状態です。
でも、その分見晴らしが良く、上がるといつも家を探して「家が見えた。」と喜び、そして我が子たちにも「あそこだよ。」といつも指差してました。

今回、目にしたのは更地になった安渡の町でした。その中にポツンとある建物が・・・なんと鉄骨で残った我が家でした。


うれしくもあり、悲しくもあり・・・。その先に見える瓦礫の山、無残に壊れた堤防。
一面の眺めで見渡せたこの場所が、もしかすると一番辛い現実を見る場所になろうとは思いませんでした。
そして満潮時を向え、道路は冠水していて我が家までは行くことが出来ませんでした。「これが本当の見納めだろうなぁ」

右側に目を移すと更地に伸びる雑草で緑が目に付きました。
塩分を含んだ土地でもこんなに雑草が伸びるのかと生命力の強さも感じました。


松明かしを終え、もと柏幸という父の船仲間&魚屋仲間の息子さんが町起こしに始めた“居酒屋ドン”に寄ろうということで町内を走ることになりました。
走りながら見渡すと、家々があったところには、亡くなった方のために花が置かれていたりととても切なくなりました。

小鎚神社境内の入り口に“居酒屋ドン”はありました。


新聞にも掲載され復興の先駆けとして気になっていたので、立ち寄ることができてとてもうれしかった。この目で見ることができて大きな大きな希望が湧きました。

盆の3日間盆踊りも!!
主催の方々のボランティアのお一人が「この辺の方はどんなので踊られるんですか?」と尋ねられてきました。
(んっ!祭りバガがバレたか)
炭坑節にマイムマイムとかでもやっぱり『大槌魚場音頭』ですよ。と話すと『大槌魚場音頭』が気になったらしく頭にインプットされてました(笑)
「私もネットで調べましたが、ローカル曲なんでネット上にはありませんでしたよ。」と。

祭り好き、踊り好きの私としては参加していきたかったのですが、なんせ金沢まで帰らなければならず。。。
盆踊りが始まる前に焼き鳥を食べ、持ち帰りに焼き鳥とイカ焼きを焼いてもらい帰路につきました。

その後、ツイッターのフォロワーさんから「自分の奥様が居酒屋ドンで盛り上がってる」とツイートが入りました。ほんの30分くらいのすれ違いだったようで。




1 件のコメント:

  1. ごぶさたしています。

    ♪(イントロ)ちゃんか ちゃんか ちゃんちゃかちゃんちゃ ちゃんかちゃんかちゃー
    (中略)
    ヨイトコ、オオヅチ、オォオキィイツゥチィヨォォ

    という曲にあわせて小学校の運動会で踊った記憶がありますが、これのことですよね??

    そうだとしたら、安渡小学校の職員室か放送室あたりに音源が眠っているのかもしれません。 レコードを発掘して、みんなで踊って、動画をDVD販売して地元商店街の復興資金に…とかいうことを妄想してみたり。(実際問題として現地の関係者にそんな余裕があるかどうかは疑問ですが。)

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