2011年4月16日土曜日

本当の人の姿

今回の東日本大震災において、多くの方々にご支援いただいていることを本当に感謝いたします。
本当に本当にありがとうございます。

震災から一ヶ月が過ぎ、日々のニュースも少なくなった。
これからの被災地への支援はどうなっていくのだろう・・・と不安になります。
ツイッターを見れば多くのボランティアの方々が、次から次へと被災地を目指して行きます。
それを見て多くの方々が忘れずに支援、応援してくれている事を実感します。

今回の出来事により、タイトルの通り「本当の人の姿」が見えたような気がします。
そして、私達がきちんと恩返しをしていかなければならないのだとも思いました。

主人の会社では家族のためにと募金や物資を募り、私達に手渡してくれました。
その対応の速さは、震災から1週間後には全て私達に託されました。
わざわざサイズを聞き取り、その情報を元に集められた洋服。
その奥様方や女性社員の方々からは、買い揃えた婦人物の下着もたくさんありました。
仕分けをしながら涙しました。

たくさんのお電話やメールもいただきました。

そして、何も言わずに送られてきた荷物・・・中には急場を凌ぐ物資と義援金。
何年も顔を合わしていない美容学校時代の友人からでした。

岩手に駆けつける事を聞きつけ、近所のママ友もペーパー類の消耗品や飲食料を持ってきてくれました。

阪神大震災を周囲で経験した友人は言ってました。
「自分たちの時もたくさん支援していただいたから。」
だからと言ってその行動は簡単にできる事ではないと思う。

『情けは人の為ならず』とは言うが・・・。
私は今まで何かをしてきただろうか?
役に立てることをしてきただろうか?

「大丈夫?!」と聞かれる。
「大丈夫って聞かないで・・・涙が出るから。。。。。」と答える。
だって、何をもって大丈夫なのかを答えられないもの。

「なにか必要なものがあったら言ってね。」と言われる。
「日々、刻々と必要なものは変化している、自分が支援していかなければならない家族や親戚が大勢でひとつひとつ上げられない。」
「今日明日に必要でも、三日後は足りている事もある。」と断る。

本当の意味で支援する事は情報を集め、必要とされているものをそれが提供できるかどうか。
だから、無責任には物資は送れないと思った。
『対岸の火事』と思っているからきっと分からないのだろうと、一時はひがみ感情も持ったね( ̄□ ̄;)!!

だから・・・思った。
恩返し、恩送りをして行こう!!

その形がどういうものかはまだ分からない。
まだ、先が見えないでいるから・・・。

『情けは人の為ならず』
学生の頃は「その人を助ける事はその人の成長の妨げ、乗り越える壁を手助けすることはその人の為にならない」のだと思っていた。
ことわざ辞典で本当の意味を知る事になったのは、数年前のこと。
本来の意味は「情け(=親切)は、いずれは巡り巡って(他でもない)自分に良いことが返ってくる(だから、ひとに親切にしておいた方が良い)」ということ。

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